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ドキュメンタリー映画


「この世界の今を見つめ、記録します」

 弊社では、より良い未来が来ることを願い、ささやかながらその一助になれたらという思いを込めて、長期間に亘るドキュメンタリー映画撮影を、日本国内のみならず世界各地で行っています。
 時間をかけて目の前に広がる現実と誠実に向き合い、そこに生ずる葛藤や矛盾を内包しつつ、作品を観て下さった方と共に世界と切り結ぶことのできる可能性を持った作品を真摯に制作する、ということをモットーにしています。

 カメラに写るものは、その時、目の前で起きていることだけです。過去も未来もカメラに写ることはありません。もし、映像から過去と未来が見出せたとしたならば、それは観て下さった人の力によるものです。
 私たちは、真摯に「今」に向き合うことで、過去や未来へ思いを馳せられる映画を制作できると考え、またそういった映画を目指しています。大切なのはその場に居合わせること、そしてそこで起きたことを引き受けることであると、信じています。

ドキュメンタリー映画作品

辺野古抄

上映尺:132分

監督:八島輝京

制作年:2018年

出品・受賞

第一回 東京ドキュメンタリー映画祭 長編部門観客賞
第五回 喜多見と狛江でちいさな沖縄映画祭招待上映
2020年度 東京ドキュメンタリー映画祭 in OSAKA 招待上映

普天間基地の移設予定地として全国的に有名な沖縄の辺野古。座り込みで有名なゲート前から少し歩いた場所に、人々の生活の場としての辺野古集落がある。1年間辺野古に住み込んだ監督は近所のコンビニでアルバイトをしながら、辺野古を取り巻く直接の政治行動ではなく、その地に生きる人々の暮らしに焦点を当ててカメラを回した。海の仕事、畑の仕事、年中行事、辺野古に隣接する米軍基地との関わり、そして語られる記憶と未来。 押し寄せる太平洋の強烈な波は島に海の幸をもたらし、同時に島の形を少しずつ変えていく。辺野古で生きる人々の連綿と続いてきた日々の営みを、132分だけ。


辺野古抄(60分版)


故郷とせっけん

上映尺:131分

監督:八島輝京

制作年:2021年

予告編:『故郷とせっけん』映画予告編

出品・受賞

東京ドキュメンタリー映画祭2021 長編部門正式出品
東京ドキュメンタリー映画祭2021 in OSAKA 長編部門観客賞

伝統産業のせっけん製造が有名なシリア・アレッポ。カダハ家もまた、昔からアレッポでせっけん工場を経営していた一家だった。しかし、シリア国内での戦闘の拡大で、一家は国境を越えて移動せざるを得なくなる。国境を越えた後にトルコで再開されたせっけん作りの日々。せっけん職人さんたちの暮らしを支え、人々の日常を彩るアレッポせっけんは、再び世界へと送られていく。


その他編集・公開準備中作品数本

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